第壱話 使徒、襲来

 2015年、国連直属の非公開組織「特務機関ネルフ」の司令である碇ゲンドウから手紙で呼び出された14歳の少年、碇シンジは、第三新東京市の待ち合わせ場所で「使徒」と国連軍との戦闘に遭遇するが、シンジを迎えに来た葛城ミサトに間一髪で救出される。ミサトに伴われてネルフのジオフロントへと案内されると、E計画担当の赤城リツコ博士を紹介され、巨大なロボットが鎮座しているのを目の当たりにする。だがそれはロボットではなく、人が造りしもの、汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンだった。驚くのもつかの間、父ゲンドウが現れ、高見からシンジに出撃命令を下す。

 頑なに拒否するシンジを見たゲンドウは、代わりに綾波レイを出撃させるよう副司令の冬月に指示を出すが、担架で運ばれてきたのは、包帯で応急手当を受けた満身創痍のレイだった。使徒の攻撃がジオフロントにまで及び、鉄骨が頭上から落下すると、エヴァの手が独りでに動きだし、シンジを守った。ミサトとリツコが驚く中、担架から落ちるレイを助け起こそうとするシンジの手に、レイの血が滲む。「逃げちゃ駄目だ!」繰り返し自分に言い聞かせるシンジ。意を決したシンジは、エヴァンゲリオン初号機への搭乗を願い出る。

 精鋭の国連軍を以てしても歯が立たなかった使徒に対して、エヴァンゲリオン初号機は有効なのか。ネルフの総員が見守る中、人類存亡を賭けた戦いが今、始まろうとしていた。


12年ぶりだね

 実は所有していた限定版のデジタルリマスターDVD−BOXを、もう二度と見ることはないだろうとオークションで売ってしまったので、持ってるDVDがTEST−TYPEしかなくて、とりあえず第1話だけ見返してみました。

 久しぶりに見返してみると、25分というのは意外と短いんだなぁというのと、現在放送されているアニメに比べると、絵が若干古いなぁというのが実感で、シンジがレイの幻を見て、ミサトさんがシンジと会って、親父とエヴァに乗れ乗らないで言い争って、結局乗っちゃって、最後に「頼んだわよ、シンジ君」のミサトの声が聞こえて、アレ?もう終わり?って感じでした。

 12年前のアニメなので、デジタルリマスターを施しているとは言え、絵の線や背景が古っぽいなあと見ていて気になったり、ナディアの時の方が綺麗だったんじゃないかなぁと記憶と付き合わせてみたり(ナディアも南の島以降は凄いことになってますが)。

 当時ビデオで借りて見た時は、ただただナディアを作ったスタッフが、今度は近未来の日本を舞台にしてどんな作品を見せてくれるんだろうという期待と興奮で、ワンシーンワンシーン固唾を呑んで鑑賞していました。

「総員、第一種戦闘配置」なんてセリフを冬月副司令の口から聞いた時は、ナディアの時はネモ船長が口にしていたセリフだったのに、敵役のガーゴイル(声優:清川元夢)の口からこのセリフが出てくるなんて!と感激したり。

 エヴァの絵を古く感じるということは、それだけ今見ているアニメの技術が進歩したって事なのかな。でも、その古っぽさが、当時このアニメに熱狂した10代の頃を思い起こさせてもくれます。当時はコンピュータグラフィックをふんだんに使っていて、非常に先鋭的なアニメでした。

 特にオープニングが秀逸で、今でもあのOPは、ナディアと並んで、アニメのOPの中でも最高傑作なんじゃないだろうかというくらい質が高いです。あの二つのOPを越える映像には、未だお目にかかれません。


シンジの保護者を務める美人のお姉さん葛城ミサト

 ストーリーの方ですが、いきなり呼び出されて、得体の知れないロボットに乗せられて、LCL注入されて、苦情言ったら「我慢なさい!男の子でしょ!!」なんてきつく叱られて、シンジ君もつくづく可哀想ですね。中学生だから、まだまだ人の言いなりになることで生きることの方が楽なのかなぁと、自分が中学生だった頃のことを思い出してしまいました。

 あとシンジが父親は苦手なことを仄めかすと、私と同じか、とミサトも言ってますね。久々に思い出しました。ミサトと父との関係については後々出てくるのですが、第1話でこの辺の所もちゃんと伏線として用意されていたんだなぁと妙に感心したり、覚えていなかったシーンに出くわしたときは、当初見たときどんな感じだったっけなと懐かしくなったりしました。

 放送から12年目の今年2007年9月1日に、いよいよ新劇場版新世紀ヱヴァンゲリヲンが公開されるわけですが、宇多田ヒカルのFly me to the moonが流れる予告編を見た限りでは、クオリティかなり高いですね。今から楽しみです。

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「新世紀エヴァンゲリオン」はテレビ放送に先駆けて、1995年1月より月刊少年エースで連載が開始された。典型的なメディアミックス戦法であるが、テレビ版では、冒頭の使徒が現れるシーンで「15年振りだね」と冬月副司令が碇司令に対等な地位で話しかけているのに対して、漫画版(貞本版)では、「15年ぶりですね」とへりくだっている。このことから、連載当初はキャラクターの設定が、まだ充分に固まっていなかったことが伺える。

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