第伍話 レイ、心の向こうに

 22日前、ネルフ第2実験場で行われたエヴァ零号機の起動実験。碇、冬月、リツコが見守る中、実験は失敗に終わる。零号機は激しい錯乱状態を起こし、硬化ガラス向こうの碇目がけて拳で殴りつけたのだ。零号機の活動停止後、エントリープラグに駆け寄った碇は、火傷するにもかかわらず非常ハッチを捻ると、搭乗していた綾波レイを救い出す。レイを気遣うその顔には、息子にも見せない優しい笑顔が溢れていた。

 再び学校に通い出したシンジは、トウジやケンスケ達とすっかり打ち解けていた。プールで授業中のレイの様子を見ていたシンジは、二人に綾波に気があるのかと、からかわれる。夜、ミサトの家に遊びに来たリツコが、レイに新しいセキュリティカードを渡すようシンジに頼む。綾波のことがよく分からないというシンジに、司令と同じで生きるのが不器用な子だとリツコは教える。

 綾波の住む団地に向かうと、壁はモルタルが剥き出しになっていて、全く飾り気のない殺風景な部屋だった。シャワーから出てきたばかりのバスタオルを肩から掛けたレイが現れ、驚いたシンジは、その場でレイと一緒に倒れてしまい、その拍子にレイの胸に手が触れる。淡々と着替えるレイに戸惑いながらもカードを渡そうとすると、既にレイの姿はなかった。

 後を追うシンジ。ネルフ本部のエントランスゲート前でレイにカードを渡す。胸に触れたことを謝るシンジだったが、レイは全く意に介さない。シンジは再起動実験に話題を移す。「自分のお父さんの仕事が信じられないの?」と問うレイに「当たり前だよ。あんな父親なんて」と答えると、レイはシンジの頬を打った。

 再起動実験中、第5使徒が現れる。シンジを載せた初号機が臨戦態勢に入るが、地上に出たところで、正八面体の巨大な物体から放射された過粒子砲が、初号機装甲板を直撃した。


かなりキツイ性格の綾波レイ

 この回の綾波レイは、以降の回に比べると、かなりキツイ印象がありますね。「どいてくれる?」の声色もキツイ感じだし、セキュリティカードをシンジから受け取るときも、むしり取るような感じだし、その対比として第6話のレイの笑顔が生きてくるわけですが、心を閉ざしている感じが沸々とします。

 シリアスな回の中で一番笑ったところは、ミサトさんの作ったレトルトカレーを口にしたときのリツコの赤々としたシーンです。レトルトカレーでよくぞココまで、とお墨付きの味、カレー好きなので1回どんなもんか試してみたいです。ペンペンも躊躇いがちに一口食べただけなのに失神してしまいましたね。

 久々に見返してみて、こんなシーンもあったんだと、改めて小さな驚きの連続でした。シーンだけダイジェストで持ってこられたら、これ本当にエヴァ?こんなシーンあったっけ?となっていたと思います。


レイのブラジャーの付け方が話題に

 6年ほど前に、インターネットの掲示板で知り合ったある女性とメール交換をしていたことがあったのですが、綾波レイの話になって、その人が言うには、レイのブラジャーの付け方がオバサン臭いという事でした。男にはブラジャーの付け方なんて分からないので、どうオバサン臭いのか謎というか、新鮮な指摘だったのですが、ガイナックス内でも、レイのブラジャーの付け方が話題になっていたようで、ちょっと記事のURL失念したので、見つけたら再掲します。

 意図的だったのか知らなかったのか(おそらく後者)はともかくも、この回は綾波レイ一色です。父の何が不器用なのかとシンジに聞かれたリツコの「生きることが」というセリフの顔アップと、そのの直後にアイキャッチが入るタイミングが抜群ですね。

 あと使徒の形ですが、ラピュタの飛行石ではないかという説が飛び交っています(笑)。飛行石と言えば、ナディアのブルーウォーターですよ。リツコのしてるイヤリングも、ブルーウォーターに形がソックリです。ナディアの企画物CDにグッド・ラック・ナディア Bye Bye Blue Water part2というのがあるのですが、そのCDのジャケット裏のナディアが、ちょうどリツコが着けてるイヤリングにソックリなんですね。

ちなみにCDドラマでは、日高のり子演じる伊藤ナディアと、佐久間レイ演じるリツコの会話が進行していくのですが、エヴァの下敷きとも言えそうな設定がちらほらと垣間見えます。今amazonで調べてみたら、1993年リリースで既に絶版になってるらしく、8000円の値が付いてました。

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出演:緒方恵美、三石琴乃、林原めぐみ、宮村優子
監督:庵野秀明
形式:Color, Dolby
言語:日本語
リージョンコード:リージョン2
販売元:キングレコード
発売日:2003/7/24
時間:100 分

常に透明感漂う綾波レイ

サブタイトルにもReiTとある通り、レイの話がストーリーの主体となっているが、もう一つ気にかかるのは、零号機の暴走。碇司令に向かってレイの操縦する零号機が拳を叩きつけるシーンは果たして何を意味しているのか。エヴァ起動実験で消失してしまった碇ユイのゲンドウに対する憎しみか、それとも・・・。

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『エヴァとの思い出』

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