第伍話 レイ、心の向こうに

かなりキツイ性格の綾波レイ

 この回の綾波レイは、以降の回に比べると、かなりキツイ印象がありますね。「どいてくれる?」の声色もキツイ感じだし、セキュリティカードをシンジから受け取るときも、むしり取るような感じだし、その対比として第6話のレイの笑顔が生きてくるわけですが、心を閉ざしている感じが沸々とします。

 シリアスな回の中で一番笑ったところは、ミサトさんの作ったレトルトカレーを口にしたときのリツコの赤々としたシーンです。レトルトカレーでよくぞココまで、とお墨付きの味、カレー好きなので1回どんなもんか試してみたいです。ペンペンも躊躇いがちに一口食べただけなのに失神してしまいましたね。

 久々に見返してみて、こんなシーンもあったんだと、改めて小さな驚きの連続でした。シーンだけダイジェストで持ってこられたら、これ本当にエヴァ?こんなシーンあったっけ?となっていたと思います。


レイのブラジャーの付け方が話題に

 6年ほど前に、インターネットの掲示板で知り合ったある女性とメール交換をしていたことがあったのですが、綾波レイの話になって、その人が言うには、レイのブラジャーの付け方がオバサン臭いという事でした。男にはブラジャーの付け方なんて分からないので、どうオバサン臭いのか謎というか、新鮮な指摘だったのですが、ガイナックス内でも、レイのブラジャーの付け方が話題になっていたようで、ちょっと記事のURL失念したので、見つけたら再掲します。

 意図的だったのか知らなかったのか(おそらく後者)はともかくも、この回は綾波レイ一色です。父の何が不器用なのかとシンジに聞かれたリツコの「生きることが」というセリフの顔アップと、そのの直後にアイキャッチが入るタイミングが抜群ですね。

 あと使徒の形ですが、ラピュタの飛行石ではないかという説が飛び交っています(笑)。飛行石と言えば、ナディアのブルーウォーターですよ。リツコのしてるイヤリングも、ブルーウォーターに形がソックリです。ナディアの企画物CDにグッド・ラック・ナディア Bye Bye Blue Water part2というのがあるのですが、そのCDのジャケット裏のナディアが、ちょうどリツコが着けてるイヤリングにソックリなんですね。

ちなみにCDドラマでは、日高のり子演じる伊藤ナディアと、佐久間レイ演じるリツコの会話が進行していくのですが、エヴァの下敷きとも言えそうな設定がちらほらと垣間見えます。今amazonで調べてみたら、1993年リリースで既に絶版になってるらしく、8000円の値が付いてました。

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NEON GENESIS EVANGELION vol.02
出演:緒方恵美、三石琴乃、林原めぐみ、宮村優子
監督:庵野秀明
形式:Color, Dolby
言語:日本語
リージョンコード:リージョン2
販売元:キングレコード
発売日:2003/7/24
時間:100 分

常に透明感漂う綾波レイ

サブタイトルにもRei