マルドゥック機関を調べている加持の様子から始まりますが、京都ではなく、エリア51を彷彿とさせる廃墟です。しかもその廃墟を見下ろすように、遠くで碇司令が不敵な笑みを浮かべています。司令は一体何のために御自ら加持をつけてきたんでしょう。ペンペンがミサトの足に絡みついて甘えてるけど、ペンギンが人間の女に恋しちゃダメなんだぞう。
最初の頃はアニメ版と比較して、余計なこと言ってる感じがあったんですが、この回から漫画版は漫画版で独立してきてるような感じがします。アニメ版のストーリーからは脱線してるけど、漫画版には漫画版の楽しみ方があるみたいな。アニメ版のエピソードを舞台背景変えて巧く組み込んでます。加持とミサトが酔った勢いでキスしようとしてアスカに見られた後のシーン、「焼けぼっくいに火」という諺が出て来るけど、前作のナディアでも、グランディスがかつての恋人ゴンザレスに惹かれて「焼けぼっくいに火」とサンソンに言われる印象的なセリフです。
仲間達のワイワイしたコミュニケーションが描かれていて読んでて楽しい巻だし、紅茶を入れるシーンでの綾波の魅力も必見です。