1996年頃だっただろうか。僕がエヴァにハマッたのは、本放送終了後で、テレビ東京の同じ帯で放送していた別のアニメのCMで、エヴァのビデオを知ったのが、そもそものきっかけだった。
その後、立て続けにビデオを借りて、すっかりエヴァにハマってしまったのだったけれど、年も変わるということで、カレンダーを買うことにした。当然エヴァンゲリオンのカレンダーだ。6枚分のエヴァのイラストが付いたカレンダーと想像するだけでワクワクドキドキした。当時19か20だった。
さっそく神戸の三宮の書店に行って購入した。当時はインターネットはなかったし、通販で購入するにしても、アニメ雑誌を読む習慣はなかったので、おそらく書店で購入したのだろう。書店の入り口にはカレンダーコーナーがあって、ビニールで綺麗に包装されたたくさんのカレンダーの筒が、整然と箱の中に陳列されていた。
購入後、喜び勇んで家に帰ったのだが、胸をワクワクときめかせながらさっそくカレンダーを取り出してみると、どうも絵柄に納得できなかった。アニメ本編でも絵柄がしっかりしていたり、いなかったりしたことがあったが、取り出したカレンダーはどうひいき目に見てもしっかりしていない方の絵柄だった。
カレンダーなんてこの程度のものなのかなと諦めかけていたけれど、悶々とした気持ちを引きづったままなのも不健康なので、別の商品を購入することにした。
新しく買ったもう一つのカレンダーは値段も2000円近くしたせいか、文句のつけようのないバッチリなイラストだった。サイズも大きいし、テレビと同じ太い明朝体の文字で月日が印刷されているカレンダーだ。まさにエヴァンなデザイン。イラストもしっかりしていて、後ろ姿で手を腰に当てて佇んでいるムッチリなお尻の綾波レイや同じくお尻をこちらに向けてアカンベーしているアスカにも魅了された。壁に掛けたカレンダーを鑑賞して、ウットリしてしまった。こうして何とか気持ちも一段落した。
その後、使用したカレンダーはボロボロになってしまったけれど、納得いかなかった方のカレンダーは、二度の引っ越しを経ても一度も中身を確認することなくずっとクローゼットにしまったままだった。結局今もそのカレンダーは、そのまま包装袋に包まれてクローゼットの中に眠っている。
このサイトを作る事になって、記事のネタにしようと久しぶりにカレンダーを取り出してみた。久しぶりに見てみると、思っていたよりもそう悪くはなかった。当時はガッカリしたけれど、今となっては、あの頃のエヴァへの熱狂振りを思い出させてくれる貴重な思い出の品だ。
2007年度版のカレンダーはゴシックロリータ服姿のアスカやレイのイラストが拝めるなど、クオリティが非常に高い(当時こういうカレンダーが欲しかった・・・)。
カレンダーは壁に掛けるタイプの他に、机の上に飾れるタイプのスクールカレンダーも販売されていた。2001年には悩殺カレンダーなるCD−ROM版まで販売されており、今現在、amazonで8050円の値で売りに出されている。10年分のカレンダーをパーペキにコレクションしているコレクターがいるかどうか気になるところ。
amazonで過去の新世紀エヴァンゲリオンのカレンダーを調べることも出来る。