久しぶりにTHE END OF EVANGELIONを聴きました

 久々にエヴァのBGMを聞きました。ノートPCのハードディスクに随分前にコピーしたのですが、一度HDに入ってしまうと安心してしまうのか、せっかくコピーしてもほとんど聞くことがなく、今に至っています。

 一番最初に選んだのが、The end of evangelionのサントラで、一番最後の14曲目 夢のスキマ(opening of dream)という曲です。

 この曲は当時、夜暗い部屋の中でヘッドフォンを耳にしてよく聴いてました。凄く感傷的な曲です。

 エヴァ劇場版の最後で流れるので、感傷的になるのも当たり前なのですが、当時の孤独と、映画の中の孤独感とがシンクロして、余計淋しさが増す曲です。映画のシーンを思い出してブワッ (';ω;`)と涙しそうになるみたいな。本当に自分はひとりぼっちなんだなーという気分になってしまいます。

 この音楽が流れるシーンは、映画の最後、シンジ君が、赤い海の中で漂いながら、死んだ母親ユイと静かに別れを告げる、最も印象的で胸が締めつけられるシーンです。やっぱりシンクロしてしまうんでしょうね。エヴァという、90年代後半に自分を熱狂させた作品の静かなフィナーレの曲でもあるわけですから。この曲が流れた数分後には、エヴァの世界は終わってしまうわけですからね。

 1997年のリリースですから、もう10年も経つんですね。本当に信じられないです。当時は精神的に不安定だったのと、インターネットがなかったので、孤独感も今以上に強かったです。もし今もインターネットがなかったら、ずーっとひとりぼっちだったのかなとも思います。でもネットがなかった頃の強烈な孤独感が懐かしかったりもします。(2007/06/10 23:42)

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THE END OF EVANGELION

エヴァとは全く関係ないが、夢のスキマは「明日の犠牲者」というフラッシュ職人の作ったフラッシュのBGMにも使われた。フラッシュの内容は、深夜にテレビをつけると出てくるカラーバーが突然夢の島とおぼしきゴミの山の画像に変わり、名前と年齢のテロップが上から下へと流れていくというもの。最後に「明日の犠牲者はこの方々です、おやすみなさい」と表示されて再びカラーバーに戻り、見る者を恐怖に突き落とす。

曲との相乗効果もあり、フラッシュのサイコホラーな内容とは別に、テレビのこちら側にいる人間の生活や感情などの見えないものが見えてくるようで切なくもなる。深夜の時間帯というのもまた、孤独な人の為の時間だからだろうか。音を奏でることで、奏でない部分を表現する日本古来の芸術手法にも通じるものがある。ちなみに「明日の犠牲者」は巨大掲示板2ちゃんねるで生まれた都市伝説。こちらのサイトに詳しく記載されている。

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『エヴァとの思い出』

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