第拾四話 ゼーレ、魂の座

 リツコやミサト達が見守る中、第1回機体相互互換試験が行われるが、シンジの乗っている零号機が暴走し、硬化ガラス目がけて拳を振り上げる。その後も自ら壁に頭をぶちつける零号機。内部電源が切れて暴走は止まり、シンジは無事救助される。零号機が殴りたかったのは自分だと、リツコはひとりごちる。

 病院のベッドで目を醒ますシンジ。実験中、綾波レイのイメージがシンジの頭の中に入ってきて、その後は何も覚えていなかった。

 ネルフ本部の公務室では、碇と冬月が今後のシナリオについて話し合っていた。ゼーレが今乗り出してくると厄介だと諭す冬月に、自らのシナリオ通りに事が運んでいると零す碇。ロンギヌスの槍のことを聞かれた碇は、全てレイがやっていると打ち明ける。

 ジオフロントには、ロンギヌスの槍を持ち、ネルフ地下坑道を歩く零号機の姿があった。


精神病患者の書いた詩にインスピレーションを受ける

 NHKのドキュメンタリー風に、登場人物のモノローグが入るのも面白みがあります。シナリオの段階では当初13話の予定でしたが、「使徒、侵入」と順序が入れ替わり、14話となりました。

 レイの詩的なモノローグですが、インタビューか何かで、宝島の精神病に関する特集本に掲載されていた精神病患者の書いた詩を読んでインスピレーションを与えられて、あの独白シーンが作られたそうです。後の第23話「涙」や、第25話「終わる世界」でも、同じ詩的なセリフで物語が綴られています。

 97年当時、その宝島の本を神戸の中央図書館で見つけて読んだ記憶がありますが、確かにその中の女性が書いた詩は、惹きつけられるものがありました。「分かっていたわ」というタイトルだったと思います。精神科医レインの「好き好き大好き」という詩集も、エヴァに多大な影響を与えていますので、一読をお薦めします。

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出演:緒方恵美、三石琴乃、林原めぐみ、宮村優子
監督:庵野秀明
形式:Color, Dolby
言語:日本語
リージョンコード:リージョン2
販売元:キングレコード
発売日:2003/8/27
時間:110 分

月を背景に立つ綾波レイ

前半は、回想や人類補完委員会と碇のやりとりを挟みながらの総集編。後半パートは、綾波レイの内的宇宙の描写と独白という構成になっている。総集編の導入は前作のナディアでも、全39回の放送中、ラストのクライマックス前に配置されていたが、エヴァでは全26回の放送の真ん中に挿入されていて、やや早めの感もある。

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『エヴァとの思い出』

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