ヒカリのトウジに対する恋心と、フォースチルドレンに選ばれたトウジの恐怖心が描かれてます。エヴァ参号機のパイロットに選ばれたトウジの恐怖心って、読者が共感しやすいような恐怖心ですよね。シンジがエヴァのパイロットとして乗って戦えと言われてるシーンはなんか他人事みたいに思えたんだけど、この巻のトウジの恐怖心って、平凡とはいえ主人公の特権オーラを放ってるシンジとは違って、一般人の読者の恐怖心とシンクロしやすいのかなぁとも思います。だって普通に生活してる読者にとっては、シンジじゃなくてトウジのような感覚で生きてるっぽいし、エヴァに乗ってるシンジを見守ってる立場も読者と重なりますし。
テレビ版では描かれなかったリツコとトウジの対面や、トウジが松代の実験場に到着するシーン、エントリープラグ内でのトウジの様子が1カットですが描かれてます。あと、stage39の表紙に、使徒に浸食されたトウジの姿が描かれてます。アニメ版とは違い、この回でトウジは死んでしまいます。