珍しくシンジ君が自信満々なんですが、それもつかの間、一気に恐怖に取り憑かれます。意地の悪い演出だなぁ。エヴァ救出作戦でのミサトとリツコの態度が対照的ですね。ミサトはあくまで人間的で、シンジのことを心配しますが、リツコは科学者にありがちな冷徹な感情の持ち主で、パイロットはどうなってもいいからエヴァの保護を最優先させます。
死に至る病は、19世紀デンマークの哲学者キェルケゴールの著作で、絶望を意味しますが、シンジ君も絶望的な状況に追い込まれます。助け出されたときのシンジに対するミサトの目に涙を浮かべた表情が、ホント心配してくれてたんだって感じでイイですね。僕もああいうお姉さんに保護されてみたいなぁ。これだけシンジ君のことを心配して泣き崩れて感情を発露させてシンジを抱きしめたミサトさんを見たのは初めてだったので、ウルウル来ちゃいました。それ以上にミサトさんに抱きしめられてるシンジ君が羨ましいです(笑)
この回からミサトとリツコの対立が色濃くなってきます。第2回でも、「心が、でしょ?」と理系的な物の言い方をするリツコに対して、ミサトが突っ込みを入れるシーンがあったり、ちょこちょこ反発するときもありましたが、本格的に対立色を出してくるのは、この回からです。
NEON GENESIS EVANGELION vol.04
出演:緒方恵美、三石琴乃、林原めぐみ、宮村優子
監督:庵野秀明
形式:Color, Dolby
言語:日本語
リージョンコード:リージョン2
販売元:キングレコード
発売日:2003/8/27
時間:110 分