第七話 人の造りしもの

 シンジとミサトは順調に共同生活を営んでいた。家事はシンジが全て請けおい、ミサトの生活をたしなめる余裕も出てくる。しかし、進路相談で一緒について行くと言うミサトが、これも仕事の内だと話すと、シンジの表情は暗くなる。

 また、リツコからはセカンドインパクトの真の原因を聞かされる。南極大陸に巨大隕石が落下したというのは表向きの理由で、南極大陸で発見した使徒が、何らかの原因で大爆発を起こしたというのが、本当のセカンドインパクトの原因だった。

 同じ頃、日本政府の後押しを受けた時田重工業が、使徒迎撃手段として、JA(ジェットアローン)を開発した。完成披露記念会にミサトとリツコは向かうが、衆目でエヴァンゲリオンを貶され、ミサトは怒りの余り、控え室でロッカーを蹴りつける。「よしなさいよ、大人げない」とたしなめるリツコだったが、リツコも手に持っていたJAのパンフレットを燃やしていた。

 「自分を自慢し褒めて貰いたがってる。大した男じゃないわ」

 ミサトとは対照的に怒りを表に出さないリツコは、パンフレットを焼き捨てながら毒づく。

 自慢のJAだったが、起動実験が開始された直後、制御不能に陥り暴走。JA内の原子炉が融解して、都市に被害が及ぶ危険が迫る。ミサトは人の手で直接JAの暴走を食い止めようとするが、リツコはなぜか関心がない。時田から消去プログラムのパスワード「希望」を聞き出したミサトは、エヴァ初号機を使ってJAに乗り込み、パスワードを入力する。しかしエラーが表示され、暴走は一向に止まらない。最後の賭けで無理やり制御棒を押し込もうとする最中、急に制御棒が動き出し、奇跡的に暴走は止まった。

 JAはネルフ諜報部の工作で暴走したと検討をつけるミサト。既にスパイ(加持リョウジ)によって、JAの資料はネルフ側に渡っていたのだった。


あってもなくてもいいような回だけど絵が綺麗

 どうでもいい感じのする回ですが、この回、第6話と比べて、絵がしっかりしてます。第6話のミサトさんあんまり綺麗に見えないんだけど、この回のミサトさんは美人さんです。

 ジェットアローンがこれまたホントどうでもいい感じのデザインです。デザインそのものが、JAのエヴァの中での役回りを物語っています。ナディアの時の「人間タ〜〜〜〜ンク(←オマケ劇場CV.清川元夢)」的役割ですよ。

 位置的には、前回のレイのシリアスなストーリーと、次回のアスカ登場でコミカルになっていくストーリーのクッションみたいな役割です。この回でミサトとシンジの絆が強まります。最後にはトウジとケンスケに「それって家族じゃないか」と諭されて、知ってか知らずかミサトが自分のことを家族の一員として接していることにシンジは気づいて喜びます。

 BGMが昔の戦隊物みたいで古臭いなぁと気になりました。サントラの「NEON GENESIS EVANGELION」10.Nervの曲なんですが、本来なら本編中にたまに出てくるテレビドラマで流れているようなBGMでちょっと違和感がありました。なぜこの曲名が代表的な固有名詞のNervなのかなぁと。JAの古臭いデザインと、BGMの古臭さがマッチしてはいるんですけどね。あと使徒ではなくて、どうでもいい感じのロボットを止めるためだけに走ってるシーンですし、BGMも何となく中途半端な感じです。

 時田シロウ役の大塚芳忠は、かつてNHKで放送されていたフルハウスの主役の声を当てていた人で、自分の中では、堀内賢雄、大塚芳忠、山寺宏一の三人が、声優御三家みたいな位置づけだったので、これで庵野監督のかかわるアニメに三人とも関与したな、なんて妙な満足感に浸ったりした回でもあります。

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NEON GENESIS EVANGELION vol.02
出演:緒方恵美、三石琴乃、林原めぐみ、宮村優子
監督:庵野秀明
形式:Color, Dolby
言語:日本語
リージョンコード:リージョン2
販売元:キングレコード
発売日:2003/7/24
時間:100 分

ネルフのトレードマーク イチジクの葉

スペースシャトルで碇司令と相席した中国人は「セカンドインパクトの二の舞はゴメンですからね」と言い、エヴァ8号機から建造に参加することを示唆している。この時点では人類補完委員会も、碇ゲンドウも、エヴァ8号機まで開発する予定の諸外国も、サードインパクトを未然に防ぐことを目的としているようにも思われるが、この点はゼーレが量産型エヴァンゲリオンを使って、サードインパクトを引き起こそうとした劇場版と矛盾している。

「使徒は再び現れた。我々の道は、彼らを倒すしかあるまい」と碇は言うが、碇ユイとの再会という目的はひた隠しにされている。使徒はもう現れないというのがエヴァ量産に及び腰の人類補完委員会の論拠だとされていたが、この点も不明。委員会やゼーレを庵野監督のスポンサーと考えれば、コロコロと主張が変わる謎の組織の辻褄が合いそうだ。

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『エヴァとの思い出』

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